アルプスと危険な森 レビュー

身内にオススメされたので
モンスターひしめく危険な森に、可愛らしい女キャラが
1人で冒険する、というストーリー。女主人公の目的などは
特に語られることはなく、ストーリーはオマケ程度の存在。
管理人はアクションゲームが物凄く下手なので、
エロACTはよほどエロがソソられないと、あまり
やることはないのだが、今回はそんな管理人でも
比較的楽にクリアーまで漕ぎ着けることができた。
ちなみに攻略記事に関しては今のところ未定です。

さて、本作は分類上アクションゲームとされているが、
実際のところはいわゆる謎解きゲームに近いものがある。
女主人公は戦闘の術を持たず、ステージのギミックや
敵の弱点を把握して、森を探索していくことになる。
アクションゲームというと、バッタバッタと敵を倒すゲームが
主流であると思われるが、本作は逆に無力な女主人公を
如何に上手くプレイヤーが誘導できるか、といった感じである
そのため、解き方がわかればある程度スイスイ進める一方、
解き方がわからないと頭を少し捻らないと詰みかねない、
という謎解きゲーの基本的な要素を持っている。
が、本作はその辺のゲームシステムにおいて非常に丁寧な作りを
しており、それがDL数の増加に繋がっていると思われる。

まずアクションゲームというと、エロ同人ゲームの中では
比較的敷居が高く、特に管理人のようなヘタレプレイヤーは
クリアーできずに積みゲー化しつつあることもままある。
しかし、本作はそういったアクションゲームが苦手な人に
対する救済を非常に丁寧に施している。なんとヤられて
ゲームオーバーになっても、すぐ直前から再開できるのだ。
それだけではなく、同じ箇所で何度もゲームオーバーに
なった場合、エロシーンのスキップができたり、
ヒント情報を散りばめてくれたりと、とにかくユーザーを
置いてけぼりにしないようになっている。
管理人としては、これが非常に助かった。ちなみに管理人は
ただ蓮をジャンプして進んでいくだけのエリアで5回失敗した。

次に嬉しかったのは、中間ポイントをこれでもかとばかりに
設定してくれている点である。こういったアクションゲームでは
中間ポイントがなかなか設定しておらず、初心者にとっては
非常にまどろっこしい攻略を要求されることもある。
しかし、本作では場面場面を事細かに区切られており、
ヤられた時のゲームオーバー後の扱いも非常に優しい。
ゲームオーバー直前からやり直せるのはもちろんのこと、
クリアー後にステージを振り返る時も非常に楽なのだ。
ちなみに、本作では基本的にコンティニュー回数は無限。
何回ゲームオーバーになっても、何回でもすぐ直前から
やり直せる。基本的にコンティニュー情報は、最初から
やり直しでもしない限り、永続的に残ってくれる。
そんなわけで、アクションゲームドヘタクソの管理人をして、
エロアクションゲームでありながら、ゲームシステムは
ほぼ全く不満点がない、という感じであり、非常に
とっつきやすいゲームであると感じる。

次にステージギミック。本作は女主人公が無力ゆえ、如何に
ステージにあるものを使って対処して進むか、という要素が
強い。そのため、何も方法がわからないとほぼゲームオーバー
直行になることも多く、「どうやって進むのか」を見つけるまで
なかなか進めないこともあり、基本的には難易度は高め。
このあたりは作品説明にもあるように、臨場感を意識して
作られた、ということもあり、とにかく広い視野や観察力、
判断力が要求されるものもある。管理人がハッとさせられた
ギミックでは、『倒れた木と一緒に女主人公を伏せさせて、
敵をやり過ごす』というものがあった。
他にも目が見えない敵をやり過ごすのに、一歩も動かず
敵が過ぎるのを待つなど、敵を倒すだけ、フィールドを
進むだけが攻略ではない、ということを教えられる。
ただ、そういったギミックは結構多く、中にはややシビアな
タイミングの操作も要求される箇所がある。ただ救済措置は
非常に丁寧なので、なんとか進めようという気持ちに
させてくれる。恐らく救済措置がなかったら、投げていただろう。

そしてエロシーン。エロシーンは、アニメーション、一枚エロ、
ムービーと多種多様な形式で用意されており、
エロのボリュームも非常に多かった。もちろんキャラクターには
ボイスがついており、管理人の身内は絶賛していた程だった。
ただ、あくまで管理人個人の意見としては、やや違和感が
拭えない部分もあった。というのも、本作の女主人公は
非常に可愛らしい見た目をしている。動きであったり、服装で
あったり、作者様サイトでも、やはりキャラの可愛さが
全面的に押し出されている。それだけなら、非常に良いと思う。
ところが、いざステージで動かしてみると、違和感があった。
なにせこのゲームは森が舞台、どう見ても未開の森や洞窟を
まるでターザンの如く蔓を飛び、木に登り、敵から逃げるのだ。
そう考えた時に、可愛らしいキャラクターが、雄々しい動きで
森を踏破しようとするのは、なかなかシュールであった。
身内は「そういうギャップがいいんだよ」と言っていたが、
管理人の中では、イメージとしてやや割り切れなかった部分がある
褐色金髪ムチムチ巨乳のお姉ちゃんのイメージが抜けなかった

それ以外のやや気になった点としては、作品容量の重さだろうか
これは体験版でもある程度確認できるが、特に製品版では
ギャラリーモード(回想モード)を開いた時が
異様に重く感じてしまうところがあった。
一応対策として、互換モードで開けばある程度は楽になるが、
それでもパソコンのスペックによっては重く感じるかも。
体験版をサクサク動かせるくらいのPCでなければ
製品版をスムーズに動かすのは難しいかもしれない。
管理人のPCは数年前に買ったデスクトップなので
それよりも新しい、スペックが高いPCなら大丈夫のはず。
管理人も、重さを感じたのはギャラリーモードを開く時のみで、
それ以外はほぼほぼ大丈夫であった。
ただ、管理人としては購入前の動作確認を強く推奨したいところ。
この辺はエロ同人全般に言えることではある。

作品全体としては、とにかくゲームバランス、エロ要素が
高いレベルで収束しており、ユーザー個人の性癖などを
考慮しなければ、ほぼ神ゲーであると管理人は考える。
キャラクターの可愛さ、あるいは好みにピタリハマったので
あれば、ほぼその期待を裏切ることなくプレーして満喫できるはず
管理人的には、やや「ん?」となるところもあったが、
全体としては凄くいい作品だったと思いました。

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