魔胎都市 参 ~双辱の章~ レビュー

ようやく日○橋で手に入れたので
特殊任務に赴く『イバラの姉妹』神守清華と
『公安特殊生物対策課』二条冷子が淫魔に支配された学園に
潜入して、相手の妖魔に手痛い敗北を喫しスライムや触手で
責められまくるというストーリー。
何かといがみ合う凸凹コンビが、皮肉にも妖魔の手によって
性的快感を得、通じ合うというストーリーでもある。
そのため、今回妖魔含むモンスター達はあくまでおまけで、
その妖魔達による清華と冷子2人の絡みがメインとなる

スライムでべちゃべちゃされながら体をコスりあわせたり、
それを妖魔に見られて恥辱にまみれたりというシーンが多く
あまり妖魔によって物理的に陵辱されるというシーンは少ない
妖魔に陵辱されているシーンでも、あくまで2人が通じ合い
同じく快感を得ているという「共有感」が大事にされている。

しかしなんといっても、魔胎都市シリーズのメインヒロインと
言ってもいい円城咲耶さんが完全欠場するというハンデは
重かったように思える。
作品としての出来は申し分ないのだが
普段から魔胎都市シリーズを熟読している管理人には
どこかしら物足りなさを感じた。

(魔胎都市fail002より、今作未登場の円城咲耶)
ハレンチコスチュームとそこから飛び出る巨乳・巨尻を持ち、
円城咲耶本人が元来持つ気高い品性と、
幾多の敗北で開発された、後遺症極まる淫靡な体質と本性
容赦なく責めたててまるで性処理玩具のように咲耶を嬲る
妖魔と、その責めで苦痛と快楽の表情に歪める咲耶
抗いながら快楽に流され妖魔にいいようにされ堕ちてしまう
咲耶、そして他の退魔師達。
これら歴代の魔胎都市シリーズにはあった傾向が今作では
ほとんど見受けられなかったのである。
よく言えば「斬新」であり、悪く言えば「斜め上」なのだ。
「良作」には違いないのだが、今までが「神作品」だったため
「必要以上にいい評価を受けられない続編作品」
管理人は今作を見てそう感じた。
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